法廷に出たテープが波紋。
自殺した近畿財務局職員の元上司が改竄理由を「少しでも野党から突っ込まれるような事を消したくてやりました。
改竄はやるべきでない。ただ追い詰められ少しでも作業量を減らす為にやった」と。
産経抄は野党とマスコミを痛烈非難。罵声、パワハラの野党は責任を感じないのか。
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学術会議は年10億の公費も、10年間職務「勧告」「答申」を果たさない集団。
そして「人事」は好きにし「軍事研究」はしないと宣言。
一方「中国科学技術協会」と協力覚書を手交。東日本大震災後の復興増税やレジ袋有料化など学術会議の「提言」類はトンデモ提言。
森友3年加計(かけ)8年-。2年ほど前だったか、インターネット上で目にした「桃栗三年柿八年」のもじりである。安倍晋三前首相をめぐって、違法性や確かな関与の証拠を見いだすという成果もないまま、延々と続く野党やマスコミによる森友・加計両学園問題への追及を揶揄(やゆ)したものだった。
▼ところが、森友問題は朝日新聞による平成29年2月の第一報から3年8カ月以上たつ今も引きずられている。14日には、森友学園に関する決裁文書の改竄(かいざん)問題で、自殺に追い込まれたとされる財務省近畿財務局職員の元上司の音声データが公開された。
▼「安倍さんとかから声がかかっていたら正直(国有地を)売るのはやめている」「忖度(そんたく)みたいなのがあるみたいなことで消すのであれば絶対消さない。あの人らに言われて減額するようなことは一切ない」。元上司は改竄の背景に、安倍氏の意向や忖度があったことをきっぱりと否定している。
▼むしろ、改竄に至るまで追い詰められた理由をこう明かした。「少しでも野党から突っ込まれるようなことを消したいということでやりました」「少しでも作業量を減らすためにやった」。野党の国会での追及や資料請求、ヒアリング要請の洪水を避けるためだったのか。
▼30年3月の参院予算委員会における社民党の福島瑞穂氏のこんな言葉が、野党質問の一つの典型だった。「官僚に刑法犯を犯させてまで守ってもらったんでしょ。首相を守るための書類改竄で、さらに人が死んでいる」。尊厳ある人の死を政権攻撃に利用して平気なのである。
▼野党やマスコミは安倍氏夫人の昭恵さんも標的とし、執拗(しつよう)に証人喚問に応じるよう求めた。反省も示さず、いまなお正義の味方面する彼らの鉄面皮が理解できない。