教科書の問題記述は、古代から現代まで日本史全般にわたって存在し、青少年は、歴史教科書を通して、あらゆる事件に遭遇するたびにいかに日本人はひどい国民であったかを繰り返し教えられることになる。
このような教科書の問題記述が横行するようになった根本原因は、周知のとおり、昭和五十七年のいわゆる教科書誤報事件がきっかけで、近隣諸国条項「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」が、教科書の検定基準に追加されたことにある。
教科書誤報事件は、「侵略」と書いた教科書記述が「進出」と検定によって書き換えさせられた、という、当時の日本テレビ記者の情報を一斉に日本のマスコミが書きたてたことによって、中韓両国から抗議が起こり、外交問題に発展した。
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