自民党の台湾政策検討プロジェクトチーム(PT)は
7日、会合を党本部で開いた。中国の武力攻撃による台
湾有事を想定した日本の対応を巡り意見交換し、国民保
護やサイバー攻撃への防衛などの課題を出し合った。今
後、議論を加速化させる方針だ。
会合は冒頭を除き非公開だった。PT座長の鈴木馨祐
政調副会長は終了後、記者団に「国民の生活と安全を守
れるよう具体的な方策の議論を進める」と強調。台湾問
題への関与を嫌う中国を踏まえ、政府が公然と議論しに
くいとして「与党の役割が期待されている」と述べた。
自民、台湾有事想定し議論
国民保護、サイバーが課題
自民党の台湾政策検討プロジェクトチームの会合で、あいさつする鈴木馨祐政調副会長(奥中央)=7日午前、東京・永田町の党本部
自民党の台湾政策検討プロジェクトチーム(PT)は7日、会合を党本部で開いた。中国の武力攻撃による台湾有事を想定した日本の対応を巡り意見交換し、国民保護やサイバー攻撃への防衛などの課題を出し合った。今後、議論を加速化させる方針だ。
会合は冒頭を除き非公開だった。PT座長の鈴木馨祐政調副会長は終了後、記者団に「国民の生活と安全を守れるよう具体的な方策の議論を進める」と強調。台湾問題への関与を嫌う中国を踏まえ、政府が公然と議論しにくいとして「与党の役割が期待されている」と述べた。
会合は、民間シンクタンク「日本戦略研究フォーラム」による台湾有事を想定したシミュレーションに基づき話し合った。外務、防衛省などの課長級の担当者も出席した。