題して「真・保守政策研究会」。
戦後長らく「保守本流」と呼ばれた吉田茂元総理の「軽武装・経済再建路線」や、戦後体制を擁護する加藤紘一らの「保守」ではなく、戦後体制下で軽視されてきた「伝統的価値観」に基づく政治を志す真の保守主義を掲げるという意気込みなのでしょう。
役員も判明しました。
最高顧問 平沼赳夫
議長 島村宜伸
会長 中川昭一
会長代行 中曽根弘文
副会長 古屋圭司
幹事長 鴻池祥肇
事務局長 衛藤晟一 (敬称略)
来週には、藤原正彦教授を招いて第一回の勉強会を開催するとも聞いています。
役員の大半が日本会議国会議員懇談会の役員と重なっていますので、当然、共同歩調ということになっていくと思われます。大いに注目したいと思います。
ちなみに、中川昭一先生とは十年以上も前、安全保障の研究会で一緒で、その頃から、国防という根幹を他国に委ねる国の将来は危ういという危機感を共有していました。
関連して現在発売中の『正論』一月号に、「日本共産党が温存する裏部隊の実態」というレポートは必読です。
次の衆議院選挙で、日本共産党がすべての小選挙区での立候補を取りやめることを決定しました。
この決定は、小選挙区で、約5千から八千の共産党票が民主党候補に流れるという意味で、「自民党敗北論」を決定づける役割を果たしました。自民と民主が接戦を演じる場合、共産党の票が民主党に流れれば、民主党は軒並み勝利するだろうといわれています。この背後には、小沢一郎党首と共産党の密約があるのではないか、とも言われています。
ところが、『正論』のレポートによると、共産党がすべての小選挙区で候補擁立をあきらめたのは、すべての小選挙区に候補を出す資金がもはやなくなってしまっているという、共産党の財政難が背景にあるというのです。
このレポートを見ると、共産党の退潮は明らかです。では、保守主義はどうなのか。その答えを出すのは、我々です。
(引用)
自民・中川昭一氏ら勉強会、派閥横断で「健全な保守」推進
自民党の中川昭一・元政調会長や島村宜伸・元農相ら保守色の強い有志議員は4日、派閥横断の勉強会を発足させた。
今後、対中外交や北朝鮮の拉致問題、人権擁護法案などについて積極的に発言していくと見られ、党執行部からは警戒する声が出ている。
設立総会は、東京・永田町の憲政記念館で開かれ、自民党議員29人と無所属の平沼赳夫・元経済産業相が出席。代理出席は29人だった。最高顧問に平沼氏、会長に中川氏が決まった。
設立趣意書には、<1>伝統・文化を守る<2>疲弊した戦後システムを見直す<3>国益を守り、国際社会で尊敬される国にする――などの項目を盛り込んだ。会の正式名称は、決まらなかった。
平沼氏は「日本に健全な保守が成立することが望ましい。改革はやらなければならないが、文化や伝統を大切にする姿勢は必要だ」と述べた。中川氏は「自信と誇りと謙虚さを持って進んでいく」と語った。
席上、自民党の人権問題等調査会が3日に新たな人権救済制度を設ける人権擁護法案を巡る議論を始めたことが話題になり、「知らないうちに会議が開かれた」などと疑問視する声が上がった。
中川氏は、福田政権を「全面支援する」としている。しかし、出席者には9月の総裁選で麻生太郎・前幹事長を支持した議員が多く含まれ、党執行部は、勉強会が「反福田色」を強めることを懸念している。メンバーは、安倍前首相とも志向が近い。伊吹幹事長は4日の記者会見で「勉強は結構だが、党の結束を乱さないようにやって欲しい」とクギを刺した。
平沼氏は次期衆院選後、新党結成も視野に自民、民主両党の橋渡し役を務めるとしている。勉強会が政界再編の震源地になるのではないかとの観測もある。
4日の総会の出席者は次の通り(代理出席を除く。敬称略)。
【自民党】奥野信亮、萩生田光一、高鳥修一、西田昌司(以上、町村派)山口泰明、戸井田徹、馬渡龍治(以上、津島派)清水鴻一郎(古賀派)中川昭一、古屋圭司、中野清、小島敏男、江藤拓、鍵田忠兵衛、中曽根弘文、中川義雄(以上、伊吹派)松本純、薗浦健太郎、赤間二郎、鴻池祥肇、浅野勝人、塚田一郎(以上、麻生派)西本勝子(高村派)島村宜伸、水野賢一、武藤容治、山中あき子(「あき」は火へんに華)、永岡桂子、佐藤正久(以上、無派閥)
【無所属】平沼赳夫
(2007年12月5日1時5分 読売新聞)
「HANAの会」 安倍路線継承 中川昭氏ら派閥横断勉強会
12月5日8時2分配信 産経新聞
先の自民党総裁選で福田康夫首相に対抗した麻生太郎前幹事長、中川昭一元政調会長の動きが活発化している。中川氏は4日、派閥横断型の勉強会を発足。麻生氏は都内に副幹事長らを招集した。
両氏は「福田政権を支える」と明言するが、背後に安倍晋三前首相の影がちらつき、3人の頭文字からとった「ANAライン」復活を想起させる。平沼赳夫元経産相(無所属)のHを加えて「HANA(花)の会」との呼び名も登場。政局の「台風の目」となる可能性もある。
中川氏「ANAに平沼氏を加えて『HANAの会』ってどうですかね」
麻生氏「おぉ! いい名じゃねえか…」
中川氏「AHANではいまいちですかね…」
麻生氏「アハ〜ン? 何だ、そりゃ(笑い)」
11月20日の衆院本会議で、中川氏は隣席の麻生氏に勉強会を旗揚げする考えを伝え、冗談交じりの会話をかわした。
中川、麻生両氏は安倍政権下で結束を強め、「ANAライン」と呼ばれてきたが、福田政権で無役となった。ねじれ国会の中で反主流色は打ち出しにくく、「発言力を確保するには勉強会しかない」というのが中川氏の出した結論だった。
4日昼、国会の憲政記念館で旗揚げした勉強会には衆参59議員が賛同し、30人が出席した。会長に就いた中川氏は「責任の重さを痛感している。自信と誇り、謙虚さを持って進んでいきたい」とあいさつし、安倍政権の「戦後レジームからの脱却」路線を継承する考えを表明。
最高顧問となった平沼氏は「改革を唱えないと政治家ではないような風潮があるが、日本の文化や伝統を大切に守る姿勢が求められている」と述べた。
勉強会の名称は未定だが、中川氏の父、中川一郎元農相らが昭和48年に結成したタカ派勉強会「青嵐会」と重ねる見方も広がり他派閥の締め付けも厳しくなってきた。
町村派の中川秀直元幹事長は「政策の勉強は福田内閣を支えることが前提だ。そうでない動きをするなら派閥を出ていただくしかない」と明言。それでも町村派から萩生田光一副幹事長ら若手・中堅が勉強会に賛同したのは、安倍氏の強い意向を受けたからだ。
一方、麻生氏は4日夜、東京・神楽坂の料亭に副幹事長ら十数人を集めた。自らが幹事長当時に肝いりで集めたメンバーに対する「慰労」が目的だが、現執行部には「挑発行為」に見えなくもない。中川氏が所属する伊吹派を率いる伊吹文明幹事長は一連の動きに「党の結束を乱さないようにやってもらえるなら勉強は大いに結構」と無関心を装ったが、内心は穏やかではないようだ。
◇
【用語解説】青嵐会
田中角栄政権時の昭和48年7月、中川一郎元農相、渡辺美智雄元副総理、石原慎太郎都知事ら1〜4回生議員約30人が結成した派閥横断型の勉強会。ハト派の田中、大平両派が政権中枢を占める中、タカ派色を前面に出し、日中国交正常化反対などを唱えた。
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