
海上自衛隊が導入する新型潜水艦「たいげい」(艦番号513)は、探知能力が向上した一方、敵から探知されにくい構造となり、ステルス性が増した。令和4年3月に就役すれば、目標にしていた潜水艦22隻態勢が実現するが、その裏には海自が抱える深刻な課題も潜んでいる。
「命名! たいげい(大鯨)」
岸信夫防衛相は14日に神戸市の三菱重工業神戸造船所で開かれた命名・進水式に出席し、自身のツイッターにこう書き込んだ。
海自が現在運用している潜水艦は、2750トンの「おやしお」型と2950トンの「そうりゅう」型。「たいげい」はこの2種類に続く新たなタイプの潜水艦となる。