「民共共闘」国民離れに拍車。
野党統一候補213選挙区で一騎打ちは142選挙区38勝98敗。
例えば、「民共」候補が勝利した地域でも、
前回共産党が3万5千票獲得していても、
今回は6670票の僅差での勝利だったことに象徴的である。
しかも、立憲民主党の候補者は保守的だと思われていただけに、
共産党と手を組んだことにハレーションが生じたと思われる。
そこで、枝野氏は代表を離れるが、共産党の志位代表は21年代表に居座り、
今回も代表を降りる様子は全くなく
「方針そのものは正確だったと確信を持っている」と断言。
共産党にとって、「閣外協力」ほど甘い汁はないからである。
立民・枝野代表が辞任表明 特別国会後に代表選
執行役員会で代表辞任を表明する立憲民主党・枝野幸男代表=2日午後、国会内(矢島康弘撮影)
立憲民主党の枝野幸男代表は2日午後の党執行役員会で、衆院選で公示前の110議席を下回る96議席に終わった結果の責任を取り、代表職を辞任する考えを表明した。
衆院選を受けた首相指名選挙を行う特別国会が10日に召集される見通し。枝野氏は国会閉会日に辞任し、同党は速やかに代表選の手続きに入る。
立民は全選挙区の7割以上にあたる213選挙区で共産党などと野党候補を一本化した。選挙区は公示前の48議席から57議席に増えたが、比例代表は公示前の62議席から39議席まで減らした。
来年夏には参院選が控えており、党内では代表を含めた執行部の刷新を求める声が強まっていた。
福山哲郎幹事長も引責辞任する意向で、平成29年10月に枝野氏が旧立民を立ち上げて以来、4年間続いた枝野代表-福山幹事長の体制は幕を閉じる。
記者会見を行う、日本共産党の志位和夫委員長=10月31日午後、東京都渋谷区(鴨志田拓海撮影)
共産党の志位和夫委員長は1日の記者会見で、今回の衆院選で公示前から2減となる10議席に終わったことなどに関連し、引責辞任する考えがないことを明らかにした。
同党は獲得議席数と比例代表の得票数、得票率がいずれも前回を下回った。
志位氏は「間違った政治方針をとった場合は責任が当然出てくる」としつつ、「残念ながらこういう結果になったが、方針そのものは正確だったと確信を持っている。そういう点で私は責任ということはないと考えている」と明言した。