第一に、この人権問題等調査会を国会閉会中も続行するのか、という点です。閉会中になると、特に衆議院議員は地元に戻るため、出席が難しくなります。そこで、反対派議員が出席しなくなったときを見計らって、「会長一任」をとりつけるのではないかという危惧がありました。
この点について太田会長は「国会閉会中は開催しない」と明言しました。これは、大成果だと思います。
第二に、太田会長が提案した「話し合い解決等による人権救済法案」の取り扱いについてです。
この太田私案については、日本大学の百地教授も指摘したとおり、平成17年の人権擁護法案とその骨格は変わらず、危険なものです。
本日の部会でも、古屋圭司議員らから、「国連から勧告されたものは、刑務所での虐待や入管での差別であり、これらの問題に取り組むならば、包括法ではなく、個別法として検討していくべきだ。話し合い解決法は、機が熟していないので、検討をやめるべき」という意見が多数出されました。
ところが、太田会長はあくまで自分の私案にこだわり、現在、法務省の方で法制化作業を進めていることを公表しました。
つまり、臨時国会開催とともに、人権問題等調査会で、太田私案が法案という形で提案されることになるのです。夏の陣に向けて、地元に帰る国会議員に対して、太田私案反対の働きかけをお願いします。
また、冒頭の稲田朋美議員の発言を契機に白熱した討議が開始されました。
私は法案内容ではなくてこの会の仲間の議員の前回の発言についてお話したい、ここの会の仲間の発言・言論の自由はきちっと守っていただきたい。前回西田昌司参議院議員(京都選出)が京都自由同和会と言うところから西田議員の同僚あて怪文書が配付されている、その文書は太田会長にも西田議員を指導するようにと書いてあるという。
その人物は名誉毀損で西田議員に対し訴訟を準備中だとのことである。この部会内での発言だが私はその場にいたが西田さんがその人物の社会的な地位を低下させるとは聞こえなかった。こんな怪文書が撒かれたこと自体問題である。
この造られようとしている人権擁護委員会は訴訟を準備することなく駆け込み寺として西田議員の政治活動を萎縮させるのことになるのだが非常に良い例だと思います
それに対して太田会長は、「この会はメモを取ることを認めており、こういう文書ががでることは考えられる」とのコメントには正直あきれました。すかさず石井議員が関連の質問をするも太田会長は知らぬ顔。
これに業をきらした、西田議員が「訴訟に対して委員会としてどういう見解があるのか」と追求。
太田会長は「文書は私のところに来ていない。あるいは来ているかも知れないが、良く確かめてから回答します」というものだった。
西田議員は続けざまに
私のことでいろいろあったが要するにこの問題は政治家は今言論の自由について、本音で語っているのですよ。人権擁護法案が通ったら今度は訴訟以前に私は呼び出しされるし、言論に自由が無くなる。良く考えてくださいよ。足を踏まれた者の痛みがわかりますか。皆さんもやられてみてくださいよ。
私はやってられませんよ。だからこの法案は危ないんですよ。政治家の発言の自由が担保できないのですから。
まさに、人権擁護法案が成立すれば、保守派議員の言論は圧殺されます。勇気をもって発言すれば、彼らの思う壺。こんな法案は絶対に許すわけにはいかないと改めて痛感した調査会でした。
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