平成20年の世相を表す漢字は「変」だという。恒例の京都・清水寺で森貫主が大きな和紙に一気に「今年の漢字」を書き上げるものであるが、日本漢字能力検定協会が公募で選んでいるものだ。
全国から過去最高の11万を越える応募の中から約5.5%の6千通が「変」と答えたというから、この年の世相を象徴している言葉に相応しいと言っても過言ではあるまい。
確かに、中国からの輸入ギョーザ事件、食品の偽装事件、宮城県大地震、米国発の世界的金融危機、円高ドル安、トヨタ、ソニー、パナソニックなどの急激な減益、凶悪殺人事件、福田首相の突然の辞任表明と麻生政権の登場、ねじれ国会の常態化、オバマ米国次期大統領の登場、国籍法改正問題、田母神論文事件、そして総選挙がいつ行われるかなど、国内外ともにこれでもかという程に課題難題が生起している。
「変」という漢字には、既存の体制や規則のままでは立ち行かない、既存の概念では物事をどう捉えていいのかわからない意味が含まれる。
従来の常識が通用しないこと、アメリカ型市場原理主義の敗北、自分達の生活は守られるのか、更に国会では既存の与野党勢力による機能不全、二重国籍を認容することによって果たして日本人とは何かがわからなくなるなど、日本の前途が誰にでもわからないことだけは多くの国民が察知しているのではなかろうか。
小生などは「変」の時代に日本の前途はこうなるという政治家、リーダーこそ出てきて
ほしい思うのだが・・・。
気になるのは「変」に続いて、「金」「落」「食」「乱」などの漢字が続いてということであるが、これらもあまり明るい意味で応募したものではない。
しかし森貫主は「政治や経済、社会を変えてほしいという気持ちの表れ。変動し続ける社会を変えるには、自分自身も変わっていくことが大切」と評されたが、確かに「変」とは、一端、混乱したり、崩壊することがあっても、それは次の時代に必要なものを決定づける「陣痛」であるとすれば、より明るい世界、社会は必ず存在しているとも言えるのもしれない。いや、そう確信したい。
その意味では人々の時代を読む感覚は、よい世界、社会にしたいという願いがあるからこそ生まれるものだと思う。「変動し続ける社会を変えるには、自分自身も変わっていくこと」の言葉の意味は実に深いと思った。
↑ブログランキングにご協力下さい↑
●日本会議地方議員連盟のご紹介

