草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN
私たち地方議員は、かつて幕末の坂本龍馬らが幕藩体制を倒幕した草莽の志士のごとく、地方議会から「誇りある国づくり」を提唱し、日本を変革する行動者たらんことを期す。(平成17年5月30日〜)

    2009年01月12日

田母神論文が訴えるもの

 明けましておめでとうございます。 アメリカ発の金融危機で日本も大変な状況ですが、本当の危機は敗戦後続いている日本人の価値観の崩壊ではないかと愚考します。

現在日本が直面している大問題には拉致問題・領土問題等国の安全にかかわるもの、日教組問題で明らかになった教育再生、社会構成の単位である家族・家庭の問題、資源のない日本として食料・エネルギー確保等いろいろあります。

これらの問題もその根本に「何が良くて何が悪い」或いは「幸せとは何か」等といった日本人の持つ伝統的価値観があると思います。この価値観が狂ってしまうのが本当の危機ではないでしょうか。

 そんなことを考えながら年末から新年にかけて、読み飛ばした本など読み直してみました。田母神論文や、朝まで生テレビの録画等も見直しました。この録画では田母神論文の肯定派、否定派の論客がやり合っていましたが、聴視者のアンケートが最後に紹介されていました。

それによるとこの論文に共感したものが61%、否とするもの33%(否とする理由の大半が彼の立場上であり論文そのものではない)さらに自衛隊を憲法に明記すべきかに対しイエスが80%、ノウが18%で明らかに国民の意識が変わってきていることを感じました。

 田母神論文を再読し筆者が感じたことを書いてみました。ご高覧下さい。
            
                 UNKの会事務局  大谷和正


田母神論文の要旨
 
1)19世紀後半以降、相手国の了承なしに日本は軍を進めたことはない。
2)蒋介石はコミンテルンに動かされ、日本は戦争に引きずり込まれた被害者。
3)満州・台湾・朝鮮半島における日本統治は侵略と言えるのか。治安がよく豊かになり人口も
爆発的に増えていた。
4)ルーズベルト政権にもコミンテルンのスパイがあおり、日本はルーズベルトの罠にはまり真珠湾
攻撃を行った。
5)多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価している。
6)わが国が侵略国家と言うのはまさに濡れ衣である。
7)マインドコントロールは戦後63年を経て日本人を惑わせている。現在日本は文化大革命が
進行中であり、誇りある歴史を取り戻さなければ日本は衰退する。

 この論文に対し賛否両論が噴出し、大騒動となったのは記憶に新しい。この論文を批判する側の意はいろいろあるが、その一つに「田母神氏の主張の根拠となるものが、なんら新しいものでなく他人評の中から都合のよいところだけを引用してバランスに欠ける論旨を展開している」というものがあった。

確かにそのような弱点がこの論文にあることは否定できない。一方でこの論文はまさに正論であると手放しで賞賛する声も多いようである。筆者がこの論文を一読して感じたのは、田母神氏には何か本当に言い事があったのではないかという疑問であった。

タイトルが「日本は侵略国家だったのか」であるから、「日本は侵略国家ではなかった」と表向きは言ったのであろう。しかし彼の心中には本当に言いたいことがあるような気がしてならないのである。

戦後自衛隊の置かれた立場

 自衛隊の置かれた立場を説明するのに次のたとえ話が分かりやすい。戦後の自衛隊はこのたとえ話の少年と重なるのではないかと思う。主人公の少年の父親はまじめな男であったが運悪く争いに巻き込まれ、成り行きで相手を殺してしまった。

相手が金持ちで権力者であったため、正当防衛は認められず殺人罪に問われ、処刑されてしまった。無責任なマスコミは権力者側に媚び、決して事件の真実を公表しなかった。

そのため周囲の人は少年を小さいころから、殺人者の子供として冷ややかに見るだけで、まともに少年を認めようとはしなかった。

学校でも本人を前にして、少年の父親は冷酷無比な殺人犯だったから、皆も注意して少年と付き合うようにと先生が注意するといったことも当たり前だったようである。そのような環境で少年がまともに成長するのは、厳しいものがあったと想像される。

それでも少年はめげず、成長し今や立派な青年となったが、世間の見る目は依然として冷ややかで警戒を緩めないのである。「今はおとなしくしているが、そのうち父親のように人殺しになるに違いない」「凶器となるようなものは持たせてはならない」「絶えず目を離さず厳しく監視しておかなければ何をしでかすか分からない」とこの青年に対し一片の愛情も信頼も示そうとしないのである。

このように非道に扱われた青年がこのまま社会に適応して行けるのであろうか。このままでは、何かのきっかけで本当に冷酷無比な凶悪犯になってしまう可能性も高いのではないか。

 戦後の自衛隊はまさにこのたとえ話の主人公そのものであり、今もその状態が続いているといえる。この冷たくあしらわれた若者が理不尽な世間に対してこう言いたいのではないかと思う。「愛してくれとはいわないが、せめて俺のことをまともに扱ってくれ!」「もう少し俺のことを信じてくれよ!」田母神氏はこの少年のように言いたかったのではないかとふと思うのである。

軍人に対する誤解

 敗戦後は戦時中の過酷な体験から、その反動として「何よりも平和が大切だ」「戦争は悪だ」という意識が国民の間に広まったのは止むを得ないことであった。

さらにアメリカ占領軍の圧力で戦争放棄の所謂平和憲法を押し頂くこととなり、大東亜戦争の原因も好戦的な軍人がいたからだとする幼稚で極端な世論も一部に見られるようである。それに対して軍や軍隊が尊敬や信頼の対象として見られるのが世界の常識であることを指摘するマスコミ・有識者は殆どいないのが日本の現状である。

自分の国や国民を外敵から守ってくれる軍隊・軍人を信頼し敬意を払うのが世界の常識なのである。国民から不信の目で見られ正当に評価されず名誉も誇りもなくて国や国民を守れるだろうか。 「軍人が力を持つと戦争になる」というがこれは誤解である。軍人は彼我の戦力を正確に把握するので、戦争の帰趨が予測され余程楽勝のケースを除き戦争には反対するものである。

自分たちの命も懸かっていることだし、開戦には慎重なのである。世界の歴史を見るとヒトラーやチャーチルといったシビリアンが渋る軍人の尻を押して戦争を始めたという見方もあるようである。シビリアンコントロールも良く考える必要があるのではと思う。  

田母神氏が本当に主張したかったこと

 田母神氏はあまり多くを望んではいないと思う。20〜30年前まで「自衛隊は憲法違反」「自衛隊は税金泥棒」と左翼勢力が声高に言い「自衛隊は国の恥」というノーベル賞作家までいて、自衛隊を支持する声は殆ど聞こえない状態であった。

しかし現在あれほど自衛隊を否定していた左翼勢力も憲法違反、税金泥棒と過去に主張したことは忘れているようである。田母神氏はそのような状況を考え、良識ある人たちが声を上げ「自衛隊は我々日本の軍隊」「軍隊は我々国民の財産」「軍人の名誉を重んじよう」「軍人を信頼しよう」と何故言ってくれないのか、もしそうなれば我々軍人は命をかけて日本を、そして国民を守ろうと誇りを持って行動することが出来るのにと田母神氏は内心で思っているのではないか。

つまり田母神氏があの論文で本当に言いたかったことは「我々を信頼してくれ」の一言だったのではないかと思う。(文責:大谷)


  1. 2009/01/12(月) 08:28:27|
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コメント

日本は侵略国家です

これは間違っては居ないと思います。
確かに台湾・朝鮮・満州にインフラを整え教育水準を上げるなどやりました。
しかし、占領したら、やっぱり侵略国家です。

但し!
重要なのは当時は侵略は悪ではなかった、と言う事です。
今の時代の観念からすると、侵略するとは何事か!となりますよね?
でも当時はまだ帝国主義時代。
侵略するか、されるかの二択だったのです。
侵略したら悪ではなかった。
だから欧米列強は全部侵略国家です。

この一点を除いて、後は正にその通り、と思います。
ワシは田母神論文の最大の功績は、こうやって自虐史観についてもう一度当時を振り返って議論する。
こう言うチャンスをくれた事だと思います。
その意味では、凄い功績を田母神氏はもった、と思います。
  1. 2009/01/12(月) 12:01:47 |
  2. URL |
  3. surnivers #4TEAIfes
  4. [ 編集]

軍人

戦争が一番嫌なのは「軍人」です。真っ先に「死」に直面するのです。自分の命・国の命をシビリアン・コントロールと言う「単語」で侵略に対する対応も武器の調達にも関われない。製造にも関われない。購入にも関われないのは武人としては「死」をかけなければならないだけに納得は出来ないでしょう。

現地で軍人が自分たちを守る事に対してシビリアン・コントロールを云々するのは筋違い。戦前の中国大陸でもシビリアンが出兵を指示して軍人は現地で自分と部下を守るために「進出」したのが実話です。

日本軍が「独自」で戦争を仕掛けた事も見当たりません。戦後に撒かれた「嘘」の情報を鵜呑みにしているからでしょう。又「政府」や「マスコミ」が「侵略」と言う言葉を使いますが日本軍の戦いは「侵略」ではなく「進出」で有る事を知りながら「朝日新聞」を始め、教科書にまで「侵略」を使って居るのも間違いです。

「侵略」とは中国では「三光作戦」そのもので日本には有りません。日本軍は当時も「歩く」・「戦闘する」・「歩く」が歩兵の戦法です。戦時で有れ日本軍人が強姦・強奪をすれば現地で有ろうと軍法会議で「死刑」とされます。

戦後は「軍」と「軍人」が悪者にされアメリカ輸入のシビリアン・コントロールなる言葉だけで日本軍が独走したように教えられ、一般の市民・マスコミが弾圧された様に作り出してしまったのが「東京裁判」です。何時までもこんな些細な事に拘り続けて日本を危うくして空き巣に入られている現状を放置して居てはいけないでしょう。

日本政治・マスコミは「軍悪」ばかりに拘り「怖い軍」と戦後の人は考えていますが「道徳」の範とされたのが軍人でした。故「ごぼう剣」をぶら下げて「街」に出かける兵士でも犯罪など「0」と言うのが昭和・戦前の風景です。

「文事ある者は必ず武備あり」車輪の片方を放棄して居ると危険な事です。「武」は安全を保障するもので有る事も真実ですから政治家の皆さんも「武」を大事にしてほしいと思います。

又「田母神氏」の主張を検証し歴史家・教育者が「軍事」「歴史」の見直しをする良い機会を封殺してはいけないと考えています。もっと自由に軍事を語り生きる為の方法の一つで有る事を日本人は知るべきです。
  1. 2009/01/12(月) 12:08:16 |
  2. URL |
  3. 猪 #kU3g/2a6
  4. [ 編集]

虐げられていた人々

はじめまして

日本は明治維新から戦前までの日本軍が行ってきた軍事行動を(戦略的なものも含め)全否定してしまっております。
確かに第二次世界大戦では、一般市民を含め300万人の尊い犠牲を払ってきました。

ただそれが全て日本人の帰する問題ではないはずです。

欧米諸国は、15世紀より世界中の国々を侵略し、収奪し、原住民を大虐殺するか、奴隷としてこき使ってきました。
最後に残された東アジアでは、中国大陸が領土のあまりにも大きく人口も膨大な人口だったため躊躇しましたが、アヘン戦争などによって弱体化した国である事がわかり、侵略が始まりました。
日本はもともと優れた文化を持っており、庶民にまで広がった非キリスト教国の中では文明国でした。
日清・日露両役で軍事力を発揮できて国際連盟の常任理事国にまで慣れたほどですが、これで反って欧米列強の妬みを受け(黄禍論)、また東アジアの欧米の利権を侵害されると危惧され始め日中戦争に引き込まれました。
また石油・クズ鉄などの輸出禁止の措置まで取られ、やむなく開戦に至りました。

大戦後進駐してきた連合軍(主として米軍)は、出版・報道などで言論統制をし、焚書・禁書を行い、戦争協力者を公職追放(公務員・教職者)し、そこへ戦前投獄されてきた共産主義者などが進出してきました。
また連合軍は「眞相箱」等の報道で国民に反日キャンペーンをはりました。

戦後の日本の言論はこう云った状況の中生まれたのです。
その中でも自衛隊員・警察官などの子弟は、教師に満座の中で辱めを受け、虐待されております。
またこれらは、日教組や岩波書店、NHK,TBS,朝日新聞、毎日新聞などの出版・マスコミメディアの影響がかなりあります。
彼らは事後法による「東京裁判」、「憲法9条」、「河野談話」、「村山談話」などを金科玉条のように奉り、反論を否定し封殺してきました。

田母神氏は今までの自衛隊の置かれてきた立場に非憤し、またこれから日本の追い込まれて行くであろう惨状に慷慨して、日本国民に檄を飛ばしているのではないでしょうか?
  1. 2009/01/12(月) 15:57:42 |
  2. URL |
  3. 惟喬親王 #GO2Wx0EQ
  4. [ 編集]

これからが大事

政府は田母神発言を早く消し去りたいとしていますが、われわれは田母神氏の提言を決して消し去ることなく、むしろさらに議論を盛り上げていかねばならないと考えます。では、具体的にどうすればいいのか。どうすれば、国会で歴史問題を取り上げてくれるようにするのか。
これからが大事です。ただネット上で議論するだけではなく、デモとか他の方法も考えていかねばならないと思います。
  1. 2009/02/04(水) 18:45:06 |
  2. URL |
  3. うたのすけ #vDJVKhIM
  4. [ 編集]

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  1. 2009/01/12(月) 16:24:27 |
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