松原仁氏をはじめ民主党保守派にエールを

しかし、大会において、松原仁氏への「うらぎりもの」などの批判は残念でならなかった。松原氏が語られたように、民主党内にも多くの外国人参政権に反対している民主党議員も多く、その証左として大会にも民主党から５名も参加していたではなかったか。

現実にはこの数はもっと多く、民主党内で頑張っている。松原氏への批判はこうして頑張っている民主党保守派への批判でもあり、小沢の圧力に効しながらも、勇気をもって参加した議員は、民主党内の反対派をまとめる原動力であることを知らなければならない。

そして、さらには政界再編の軸となるのも彼らである。彼らを支援するためにもＵＩゼンセン同盟（民社協会）の石田副会長も挨拶をされたと捕らえるべきである。いうなれば今回の一万人大会は政界再編へのスタートでもあったのだ。

その意味でも、民主党保守派への激励があっても、批判はまったくあたらない。

マニフェストに外国人参政権や夫婦別姓がないことが度々指摘されるが、松原氏らの尽力によって、これらはマニフェストに掲載できなかったのが事実である。

マニフェストに掲げられていないからこそ、民主党内でも外国人参政権・夫婦別姓に反対することがまだできていることを知るべきである。

しかるに、これまで度々の小沢からの圧力を感じながらも出席し挨拶した松原氏と出席した議員の、その勇気ある彼らの踏ん張りを称えていただきたいと思う。