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自衛官に名誉を授けよ

自衛官に名誉を授けよ(産経新聞4.14)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110414/plc11041400340001-n1.htm

名誉
宮城県名取市閖上地区の被災地で、地震発生時間に黙とうする自衛隊員=11日午後2時46分
 東日本大震災における、自衛官の目覚ましい活躍に、多くの国民が「瞠目(どうもく)」している。だが、小欄は「瞠目」などしない。自衛官の日常、使命感、覚悟、練度…に日頃から接してきたから、驚いては礼を欠く。ただ、無残に傷んだ数多(あまた)の骸(むくろ)が目に、頭に焼き付き、本当に泣きたいのは自衛官であるのに、黙々と任務を果たす自衛官から放たれる「まぶしさ」は、こちらの眼(まなこ)を潤ませる。

 この際、国家・国民に問いたい。過去、無数に放たれたであろう、この「まぶしさ」を「正視」してきたのか、と。意図的か否かは別として「無視」してきた罪は免れぬ。そうでなければ、現役自衛官を叙勲しない、武人に対する不名誉・無礼が、創隊(昭和25年)以来続いてきた国家的怠慢への説明がつかない。

 自衛隊福島地方協力本部相双地域事務所は東京電力福島第1原子力発電所の北23・4キロの南相馬市にある。政府が「自主避難」を促してなお、5人の自衛官が守る。人口7万千人の大半が避難し、街はゴーストタウンと化した。それでも、居残った人々が屋内退避しているから、放射能を気にしながら物資輸送などを行っている。所長は「万が一の場合、住民全員の退避を確認するまで、この場を離れない。最後に街を出るのはわれわれだ」と「覚悟を決めている」。

「覚悟」を口にしてはいるが、菅直人首相のように「覚悟」の前に「決死の」などと“修飾語”を軽々しく付けないあたりに、真(まこと)の「覚悟」が透ける。

 5人の自衛官は特別な存在ではない。一般国民よりはるかに鍛えてはいるが「生身の人間」だ。その「生身の人間」が、洗浄を伴う1万体近い遺体収容や千体以上の遺体搬送を担っている。担架が不足し、子供の小さな亡(なき)骸(がら)は抱きかかえて運ぶ。同じ年頃の子を持つ自衛官には、これがこたえる。「引きずる」のだ。

 もっとも、自衛官も数人が死亡し、自身の家族の死傷や行方不明は数百人を数える。遺体収容施設に亡骸を搬送・安置し、合掌し、再び現場に戻るそのとき、親・兄弟や愛する人を探したい衝動を「その度に抑えている」という。

 斯(か)く闘えり自衛官に、この国は名誉を与えない。武人は武勲・功績に応じて祖国から勲章が贈られるが、現役自衛官に叙勲はない。70歳を何年か過ぎて初めて勲章が贈られる。それでも、制服組最高位・統幕長や陸海空自トップ・各幕僚長ですら中央省庁の事務次官程度。現在、自衛隊を直接指揮する東北方面総監は局長級、陸将補(少将)は課長級という格の低さである。下士官・士(兵)に至っては退官後ですら叙勲されない。

厳しい訓練や過酷な出動を重ねることから、軍隊では平時でも殉職者が多い。自衛隊員も創隊以来1800人以上が公務中に命を落としている。自衛隊員は入隊時に「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め…」と「服務の宣誓」を、法により義務付けられてもいる。本来、武人に勲章が授与される所以(ゆえん)はここにある。 

 勲章は礼装に飾り、日常着用する軍服には勲章の略章を着ける。しかし、防衛省が定める防衛功労章は国家が授与する勲章ではなく、省が独自に制定した“メダル”でしかない。防衛記念章の方は功労章なる“メダル”に対する事実上の略章たる位置付け。40種類も定めている割に、自衛隊内で「グリコのおまけ」と揶揄(やゆ)されるのは、こうした“重み”故だ。自衛官が外国や在日大使館における公式パーティーへの出席を厭(いと)う理由は、礼装に着ける勲章がないからでもある。もっとも、勲章を着けている自衛官を時に見かける。実は海外勤務・任務などの際、現地政府から授与された勲章だ。

 英国では軍人に「ナイト爵」の一つである「功績勲章」を1902年のエドワード7世の、「大英勲章」を17年のジョージ5世の、それぞれ時代から設けている。時の君主が受章者の肩に剣で触れる儀式は今も続く。フランスには「レジオン・ド・ヌール勲章」「国家功労勲章」▽スペインには国王と政府が授ける陸海空軍別「功労勲章」▽イタリアにも「イタリア共和国功績勲章」などが制定されている。米国では、民間人向けの「大統領自由記章」以外の多くは、軍人向け勲章という徹底ぶりだ。 

日本では国家・国益のために貢献したとも思えぬ政治家や首長、官僚が恥ずることなく受章する。組織には「信賞」があるから「必罰」がある。国家の統治も同じで、法による「罰則」の一方で、栄典制度による「顕彰」があるから成り立っている。現職自衛官には「必罰」だけで「信賞」が存在しない。

 武人が威張る国家は滅びる。だが、武人の名誉を称(たた)えぬ国家もまた、滅亡を免れない。
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まずは自衛官が胸を張って歩ける国づくりを!

自衛隊の存在自体を否定しているように見える民主党政権下においては、日本国民がもっと自衛官に感謝し、尊敬の念を持ち、自衛官であることに誇りを持てるような日本になって欲しい。
それは家庭において親が子供に自衛隊の人たちの活動を教え、「自衛官は素晴らしいよね!」と話してあげること。学校教育に任せておいてはいけません。日教組は自衛隊を否定しているのですから。
家庭教育から始め、一方で私たち大人は機会あるごとに自衛隊に賞賛の言葉を送るべきです。
国民からの自衛隊に対する草莽崛起です。
そういう国体が出来た後に、名誉を授けましょう。

No title

自衛官に名誉を授けることには賛成だけど、民間人はやはりおいてきぼりですかね。んなことでは、民間人に愛国心を持て!と言ったって限界がありますよ。

No title

ご主張には同意しかねます。
自衛官に贈られる勲章が少ないのは、日本において全く戦争がないからです。自衛官とは軍人であり、軍人とは戦争をするのが役目です。日本においては、竹島が侵略されても、北方領土が侵略されても、拉致被害者が出ても、自衛隊は出さず、スルーです。それなのに、自衛官に勲章を贈るなどおかしい。

アメリカやイギリスで軍人に贈られる勲章の数が多いのは、当然です。なぜならば、日本と違い、実際に多数の戦争を行っているのですからです。

戦争もないのに軍人たる自衛官に勲章を贈るのは、当人を勘違いさせ、かつての威張り散らす軍人の復活になりかねません。


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  •  日本会議(会長 田久保忠衛・杏林大学名誉教授)は、平成9年5月、各界代表や都道府県代表が参加して設立されました。元気で誇りある国づくりをめざして、超党派の国会議員懇談会(会長 古屋圭司)の皆さんとともに全国で国民運動を推進しています。

     このたび、日本会議に所属する全国の地方議員が連携し、地方議会から「誇りある国づくり」を発信するため日本会議地方議員連盟を設立しました。(平成17年3月6日)

     議員連盟では、外交、防衛、教育、文化などの国の根幹に関わる基本問題に連携してとりくむネットワーク作りを進め、「憲法・教基法」の改正をめざします。

     議員会員(年間1万円)には、会員専用サイトを設け、国会の動き、時局問題に対する見解、全国地方議会の動きなど国民運動情報を提供します。
    皆さんどうぞご入会ください。

    入会はこちらから

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…………………………………………………………………………

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…………………………………………………………………………

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……………………………………………………………………………

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……………………………………………………………………………

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