極東国際軍事裁判のアメリカ側主席検事ジョセフ・キーナンが、「天皇を戦争犯罪人として裁判しない」と言明

今日は何の日 6月18日 1946年 - 極東国際軍事裁判のアメリカ側主席検事ジョセフ・キーナンが、「天皇を戦争犯罪人として裁判しない」と言明。
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ジョセフ・ベリー・キーナン(Joseph Berry Keenan, 1888年1月17日 - 1954年12月8日)は、アメリカ合衆国の政治家、弁護士。東京裁判においては首席検察官を勤めた。

第二次世界大戦後には、それまでの功績を買われ、1945年11月29日にトルーマン大統領から、日本の戦争犯罪者捜査の法律顧問団団長に任命された。

キーナンは、司法省での経験を活かし、日本軍閥に対しては、「ギャング退治」の意気込みを以って臨み、満州事変前後から敗戦までの日本の動きを「犯罪的軍閥」による侵略戦争の推進と考えた。

キーナンは主席検事であるにも関わらず、被告選定作業に遅滞を生じさせたことから、他の検察官の反発を招き、一部の検察官はSCAPにキーナン罷免の申し入れをしたという。

しかし法廷では、精力的に活動し、裁判の主導的役割を果たした。冒頭陳述では、日本の行為を「文明に対する挑戦」と述べた。


天皇免訴

キーナンは、マッカーサーの意向を受けて、天皇免訴の立場を取った。裁判の進行に連れて、天皇の不起訴について疑問視する声が各方面から聞こえてくると、

開廷中にも関わらず一時帰国し、1946年6月18日、ワシントンで記者会見し、天皇を戦犯として裁判にかける事はないと表明した。

1947年12月31日に、「天皇の平和に対する希望に反した行動を、木戸内大臣がとったことがありますか?」というローガン弁護人の質問に対し、東條英機が「勿論ありません。日本国の臣民が陛下のご意思に反して、彼是するという事は有り得ぬ事であります。

いわんや日本の高官においてをや」と返答した。この答弁からウェブ裁判長は回答の持つ重要性を指摘、ソビエト連邦代表検察官であるS・A・ゴルンスキーも、天皇の訴追についてキーナンに進言した。

キーナンは早急に田中隆吉元陸軍少将を通して、松平康昌式部長官→木戸→東條のルートで、極秘に前述の証言を否定する様、東條説得工作を行った。

この工作は功を奏し、1948年1月6日の法廷で東條は、キーナンの「その戦争を行わなければならない、行えというのは、裕仁天皇の意思でありましたか?」という質問に対し、

大東亜戦争開始の詔勅の中にある「豈朕カ志ナラムヤ(誠にやむを得ざるものであり、朕の意思にあらず)」という言葉を例に、天皇は東條の進言で開戦に「しぶしぶご同意になった」と再証言した。

この証言により、天皇の戦争責任に関する問題は決着が付けられ、再び論議が法廷で交わされることはなかった。



東京裁判

十二日午後から被告ごと罪状を述べて、全員を有罪と判定した。一旦休憩して、刑の宣告が行われた。(中略)四番目に呼ばれた広田元首相も絞首刑であっ た。

一脈の不安はあったが、まさか広田が極刑になろうと予想した者はなかったので、邸内は一瞬静まりかえったが、忽(たちま)ち潮騒のようなささやきに満 たされた。

 絞首刑は、ほかに板垣大将、木村大将、松井大将、武藤中将、東条大将の五名、合せて七名であった。(中略)

 閉廷して、控室(ひかえしつ)に戻ったキーナン検事は、日本人秘書に向って、なんてばかげた判決か。松井、広田が死刑なんてとんでもない。(中略)と腹 立たしげにわめいた。(『安曇野』第五部 その十)

東条、広田ら7人死刑

 極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)とは、戦争に勝った連合国が、日本の重大戦争犯罪人を指定しておこなった裁判で、東条英機ら七人を絞首刑にした。

 昭和二十一(一九四六)年五月三日、東京市谷の旧陸軍士官学校大講堂を改築して設けられた法廷で始まり、ほぼ二年半後の二十三年十一月十二日、オースト ラリアのウェップ裁判長ら判事団が、二十五人のA級戦犯に刑を言い渡す。

 死刑七人のうち六人は陸軍軍人(海軍はいない)、残りの一人は外交官出身で首相を経験した広田弘毅(こうき)であった。

 文官の広田がどうして死刑に、と思われたのだが、広田は十一年二月二十六日に起きた「二・二六事件」後の首相として軍事主導の政策を進めた責任が問われ たのだという。(保阪正康『戦争観なき平和論』)

 そもそも「ポツダム宣言」に「いっさいの戦争犯罪人に対して厳重な処罰を加える」と記され、日本は宣言の履行を約束していた。マッカーサーは、極東国際 軍事裁判所設立に関する特別宣言を行い、条例に基づいて裁判を命じる。

 ウェップ裁判長はじめ十一人の裁判官が任命され、首席検事にはアメリカのジョセフ・キーナンが任じられて三十八人の国際検事団を構成、二十一年四月二十 九日、東条ら二十八人を重大戦争犯罪人(A級戦犯)として起訴した。

 三百七十回を数えた公判で検事側は、侵略戦争の共同謀議、平和に対する罪など五十五の訴因を挙げて立証を図り、弁護団はこの戦争は自衛戦争であり、被告 たちは自衛権行使のために戦争に踏み切ったと主張した。

 判決は検事側の主張を支持、満州事変から太平洋戦争に至る日本の軍事行動を侵略戦争と断定し、被告の多くに侵略戦争遂行の共同謀議があった、と認定し た。

 裁判を始めるうえで、天皇の戦争責任が問題となり、連合国側の意見は「天皇を訴追すべきだ」に占められていた。しかし、キーナンはマッカーサーの「天皇 制存続は占領政策にとって不可欠」との方針を受けて、天皇の戦争責任は問わない姿勢で臨んだ。

 一方、ウェップ裁判長は天皇を追及する考えを持っており、キーナンは天皇の責任を回避する証言を被告たちから得られるよう腐心する。

 東条はキーナンの「戦争を行えというのは、天皇の意思であったのか」の質問に、「いえ、首相であり陸軍大臣であった私をはじめとして、統帥(とうすい) 部その他の責任者の進言によって、しぶしぶ御同意になったというのが事実でしょう」と陳述、キーナンをほっとさせている。

 結局、天皇の戦争責任は問わず、東条を首魁(しゅかい)として死刑に処し、一切の弁明をしなかった広田を文官代表で絞首台に上らせた。



 インドのパール判事はただ一人「全員無罪」を主張、「侵略戦争を遂行したとしても、あの当時犯罪であったのか」「戦争は国家行為であり、指導者個人を裁 けるのか」と問題提起した。
 東京裁判は、ドイツのニュルンベルグ裁判と並んで、侵略戦争に関与した戦争指導者が個人的に処罰された初めての例となった。戦争犯罪はどこの国でも犯し ているはずだが、東京裁判は勝者が敗者を裁いたもので公正さを欠き、誰が真の責任者で、日本がなぜあのような戦争に向かったのか十分明らかにされていな い、といった指摘はいまに続いている。
 「教室で(ラジオの)死刑判決の実況放送を聞いた記憶がある」と話すのは、元銀行員で堀金芸術文化協会会長の黒岩淑人(よしと)さん(76)=安曇野市 堀金烏川。軍国主義教育を受け、戦争指導者たちの言うことはすべて正しい、日本は不滅だと教え込まれていた。それが敗戦と同時に反転、指導者はA級戦犯と なって死刑を宣告された。
 「指導者の責任は大きいが、死刑にされて当然だ、とはそのとき思わなかった。みんなに責任はあるだろうし、マスコミ報道に乗せられ、教育で洗脳されて戦 争に突き進んだのだと思う」と語る。
 戦争の恐ろしさは、国民が信じ込まされてしまうことにある。

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■憲法改正の早期実現を求める国会議員署名について

賛同国会議員441名(10月18日現在)

■憲法改正の早期実現を求める意見書採択について

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コメント

イスラーム

イスラーム主義者は、苛烈な弾圧を受ければ暴力的になるし、弾圧や攻撃をしなければ、暴力的にも過激にもならず、信仰に精進するだけのこと。
本来的に過激なわけではない。

散々、軍事力で叩いておいて、相手が武器を取ったらテロリスト呼ばわり。
アメリカとその同盟国の暴力性が、今日の中東の暴力を招いた。
ムスリムは商売に向いているが、そもそも戦争には向いていない。

ヘンリー・P・Vさん

第154回 ROOF TOP 2011年2月号掲載
おじさんの眼
「10年振りにアメリカに行ってきた」後編

ヘンリー・P・Vさん
1880年頃、米国東海岸で日系移民への排斥運動が起きた際には、迫害された日系移民たちをカリフォルニア州サンマテオの自邸に招き、励ましと共に職を与える。その一方で日米協会(The Japan Society of San Francisco。The Japan Society of Northern Californiaの前身)を創立、初代会長として日系移民たちを援助。日露戦争のポーツマス講和会議ではルーズヴェルト大統領に随行し、帝政ロシアによる東洋侵略政策を批判。
 1893年に初来日し、巌谷一六(いわやいちろく。滋賀県出身の政治家・書家)から「武威(ぶい)」という雅号を受ける。常に和服を着用し、京都に住み、主に四条派の画家たちに師事。明治天皇に仕えていた平野駒と東京で結婚。仲人は柳原愛子(やなぎわらなるこ。大正天皇の母)。
 1920年に帰米。同年12月23日、カーネギーホールにて排日運動反対演説をおこなっている最中に、壇上で倒れ急死。親日の功により、旭日勲二等を贈られた。
http://www.loft-prj.co.jp/OJISAN/ojisaneyes/ojisan_new.html

すげぇなNetflix。

『汝の敵日本を知れ』を配信しとる
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汝の敵日本を知れ
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