「ぼくの夢は世界チャンピオン」…小6の錦織

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「ぼくの夢は世界チャンピオン」…小6の錦織2014年9月8日18時42分 読売新聞

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 「夢は世界チャンピオン」――。日本人として史上初めて、テニス四大大会のシングルスで決勝進出を決めた錦織(にしこり)圭選手(24)は、出身地・松江市で過ごした小学校の卒業文集にそう書き残していた。

 世界の頂点に挑む決勝戦は8日午後5時(日本時間9日午前6時)から。錦織選手の「夢」を見届けようと、応援ムードは高まる一方だ。
 

錦織選手は、母校の松江市立乃木小学校の卒業文集に「ぼくの夢」という文章を書いている。

 6年間の一番の思い出には、全国選抜と全国小学生大会、全日本ジュニアで優勝するなど「テニスで日本一になったこと」を挙げ、「練習で一所懸命やった結果が出た」「一試合一試合を『絶対勝つぞ』と思ってやりました。『優勝』までいけた時は、すごくうれしかった」とつづった。

 テニスの魅力については、「ラリーが長く激しく続くところ」とし、「チャンスボールがきた時、強いボールを打つのが好き」とも。

 その上で「これからはだれにも負けないように、苦しい練習も絶対あきらめずに全力でとりくんでいこうと思います」と続け、こう締めくくっている。

 「夢は世界チャンピオンになることです。夢に向かって一歩一歩がんばっていきます」

 錦織選手が6年生の時の同小校長で、現在は島根県テニス協会長を務める糸原次之さん(71)は、卒業文集を大切に保管している。

当時の錦織選手について「毎週末のように遠方の大会に出場しては、好成績を収めていた」と振り返り、「今大会ではぜひチャンピオンになって、地元の子どもたちが<第二の錦織>を目指すようになってほしい」と期待を寄せた。


錦織選手届け世界一…全米テニス、地元期待=島根
2014年9月8日5時0分 読売新聞

錦織
錦織選手の決勝進出が決まり、歓喜に沸く市民ら(7日午前4時5分、松江市のホテルで)

 テニスの全米オープン男子シングルスで、錦織圭選手(24)(日清食品)が日本人初の決勝進出を果たした7日、故郷の松江市では改めて喜びと称賛の声がわき起こった。決勝に向け、市は応援メッセージの寄せ書きを募り、県テニス協会などのパブリックビューイング(PV)会場もより広い施設に変更。“頂点”への期待が高まった。(土屋吾朗、井上絵莉子)

 この日、市内のホテルで行われたPVは、県テニス協会のほか県体育協会や市なども主催に加わり、準々決勝のPV会場の3倍以上の観客席を用意。しかし、午前1時の試合開始前から続々と市民らが集まり、立ち見客も出た。入り口には市が応援メッセージの寄せ書きコーナーを開設、「打倒ジョコビッチ」「目指せ世界一」などと次々に書き込まれた。

 試合が始まると、観客らは「ガンバレ、ガンバレ、錦織」と応援しながら好プレーに拍手を送り、相手のショットが決まると「あーっ」とため息をついて一喜一憂。第1セットに続き、第3セットを錦織選手が取ると「勝てるぞ!」という声が高まり、第4セットで勝利が決まった瞬間、一気に沸き返った。県テニス協会の糸原次之会長(71)は「彼は島根県の宝。ぜひ歴史を塗り替えてほしい」と大喜び。錦織選手の小学3、4年時の担任だった三代和宏さん(43)は「ごく普通の子でしたが、努力でここまできたのだと思います」と感慨深げだった。

 溝口知事は「決勝進出の快挙は、県民に大きな喜びと感動を与えてくれた。体調管理に留意し、ぜひ優勝を目指して頑張って」との談話を発表。松浦正敬・松江市長は「リラックスし、どちらがナンバーワンか分からないような試合展開に感動した。目指すはチャンピオン。圭君ならきっとやれると信じ、古里から精いっぱいの声援を送り続けます」とコメントした。

 応援メッセージの寄せ書き場所は、市役所正面玄関の市民ロビーと、JR松江駅隣の松江テルサ1階に開設。PVは9日早朝からの決勝に合わせ、約650人を収容できる同市学園南の「くにびきメッセ多目的ホール」で行われる。

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