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法令違反をしている教職員への処分が試金石となるか

新教育基本法の理念、基本計画の策定、国旗国歌完全実施を問うた府議会教文委員会の質疑(その1)

 昨日6日、府議会教育文化常任委員会があり、府庁に傍聴に出かけた。吉田利幸・議員が府教委に対して新教育基本法の理念、意義について見解や、新教育基本法の下での卒業式での国旗掲揚、国歌斉唱の完全実施に向けた取組みや全国一斉学力調査結果の市町村単位、学校単位の公表について質問した。その結果、現在の府教委の姿勢を伺うことができた。

まずは吉田議員に機敏にこの時期に新教育基本法の意義について、取り挙げて頂いたことは本当によかった。
 これから吉田議員の質問と府教委の回答の要旨を3回程度に亙って掲載する。

 今回の部分では、質疑応答の部分がかみ合っていないこともあるが、これは致し方ないとして、府教委は教育基本法改正の趣旨については府立学校と市町村教育委員会に対して説明会を行っている。

しかし、その指示事項や要望事項がどのような内容であるのか、府民は全く知らされていないこと、また新教育基本法の理念が旧法の理念とはかなり異なっているという認識が希薄であること。

 何のために学ぶのかという教育の目標が明確になったことを認識が希薄なのではないかということ、国の基本計画に沿って、地方公共団体でも基本計画を策定されることになったこと。

 今回の卒業式についても、既に法令違反をしている教職員が存在しており、この教員に対して府教委が適切に処分することができるか否か、新教育基本法の理念を府教委が生かす否かの試金石になることが明らかとなった。

 まずはやりとりの内容を詳細に目を通してほしい。

●吉田議員
 新教育基本法が、平成18年12月15日成立、12月22日施行されました。旧法と新法と比較して、どこがどう変わったのか、理念について認識を問う。

また、学校、教育委員会に対して、法改正の趣旨をどのように徹底していくのか。

さらに、大阪の教育にどのように具体的に反映していくのか。

●教育長
・このたびの教育基本法の改正は、「平和で民主的な国家及び社会の形成者」を育成するという、これまでの基本法が掲げてきた普遍的な理念を継承しつつ、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」などの教育の目標として、新たに定めるなど、今日の教育や子どもたちの状況変化に対応したものであると認識しております。

・府教育委員会では、法改正を受け、平成19年度の「府立学校に対する指示事項」、「市町村教育委員会に対する要望事項」において、改正の趣旨を明記し、府立学校の校長や市町村教育委員会教育長等に説明する機会を持つなど、その徹底を図ったところです。

・また、府教育委員会では、これまでも、知力・心・体力のバランスの取れた人間形成をめざし、学校・家庭・地域が一体となって子どもを健やかにはぐくむ「大阪教育7日制」を推進しています。

加えて、本年度から、「生命の大切さ」や「ルールやマナーを守る」など、社会や時代がどのように変化しても大切にすべき価値観や行動目標を今一度確認するとともに、大人が子どもをしっかり守り応援できる社会の実現に向け、「こころの再生」府民運動を展開しているところです。

・「個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成」という新法の趣旨を踏まえ、次代を担う人材をしっかり育ててまいります。

●吉田議員
 「道徳心、公共心、愛国心」教育のための5ヵ年の基本的推進計画の策定が義務付けられる。これは、国の方針に従って、計画の策定がなされるのか。

また、府・市町村や教育委員会、学校が掲げる教育目標を、新教育基本法の基づいた目標にして頂くものと確信しているが、そういう理解でいいのか。

●教育長
・改正教育基本法において、国は「総合的かつ計画的に教育施策を推進するための基本計画を定める」と規定しており、地方公共団体に対しても、基本計画を定めるよう努めなければならないとしているところです。

・府教育委員会としては、国の基本計画の策定状況も踏まえ、検討を進めてまいります。

・なお、教育は、憲法及び教育基本法をはじめとする教育関係法令に基づき行われなければならないものであり、府・市町村教育委員会や学校における教育目標も、これに基づくものと理解しています。

●吉田議員
 卒業式、入学式の国旗掲揚、国歌斉唱は、どのような形で行うのが正しい姿と思われるのか、その認識を改めて問う。

●教育長
・各学校の入学式や卒業式における国旗掲揚、国歌斉唱につきましては、学習指導要領に示されている趣旨に基づき、実施すべきものと考えております。

・具体的な実施方法については、設置者である教育委員会や校長の判断に委ねられているところであります。

・府立学校に対しましては、「国旗は壇上に掲げ、国歌斉唱は式次第に入れ、起立して斉唱する」よう、「望ましい形」を示しております。

●吉田議員
 ところで私は、今回、島本高等学校、芥川高等学校、高槻北高等学校の卒業式に出席したが、生徒が国歌を歌っていない。全員起立しており、これは、歌わないという意志を示しているのではなく、歌えないのである。

この原因は、どこに求め、原因は何だと考えているのか。

また、小中学校において、国歌を習っていない。小中学校での「国を愛する心」を養うために、「学習指導要領」に基づき、どのように徹底して教えていかれるか。基本的な姿勢を伺いたい。

●小中学校課長
・児童・生徒が、将来、国際社会において尊敬され、信頼される日本人として成長するためには、国歌に対して正しい認識をもたせ、国歌を尊重する態度を養うようにすることが大切である。

・そのため、国歌の指導については、小学校学習指導要領の音楽科において、「国歌「君が代」は、いずれの学年においても指導すること」と定められていることから、各学校において児童の発達段階に即し、適切に指導を行うことが必要と考えている。

・府教育委員会としては、学習指導要領に基づき、すべての学校において適切に国歌の指導がなされるよう、要望事項において示すとともに、今後、ヒヤリング等を通じて、指導の徹底を市町村教育委員会に強く働きかけたい。

●吉田議員
 卒業式・入学式での国旗・国歌の実施率について、小・中・高等学校でどのように報告がなされているのか。府教育委員会と市町村教育委員会の集約の仕方について伺いたい。

●小中学校課長
・各学校での国旗掲揚及び国歌斉唱の実施状況は、高等学校については、各校長から報告を受け、結果を集約しております。また、小・中学校については、市町村教育委員会に対してヒアリングを実施し、把握しております。

●吉田議員
 それでは、集約した結果を文科省へは、どのように報告しているのか。

●小中学校課長
・文科省からは、卒業式及び入学式における国旗掲揚及び国歌斉唱の状況に関する照会があり、府教育委員会から、小中高それぞれの実施状況を文書により報告している。

・なお、平成18年度の文科省への報告では、平成17年度卒業式及び平成18年度入学式の国旗掲揚及び国歌斉唱の実施率が、小中高いずれにおいても100%となっている。

●吉田議員
 形だけではなく、内容、質が伴なっていないのではないか。

●吉田議員
 ところで、私が卒業式に出席するため、高等学校へ出向いた時、校外で、「日の丸、君が代」に反対するビラを、ある団体が撒いていた。そのビラの内容については、私の主張とは全く異なる内容であった。そのことについて、内容もさることながら、連絡先が東大阪市内の特定の小学校の教員名となっており、住所も学校の住所であった。私はこのようなビラに学校名が記載されて配布されていることは、問題であると考えている。府教委委員会は、この事態をどのように考えるか。

●小中学校課長
・委員お示しのビラにつきましては、現在、当該校を所管している市教育委員会が、事情を聴取しているところであり、府教育委員会としましても、市教育委員会に報告を求めているところである。
・府教育委員会としまして、学習指導要領の趣旨に基づき、卒業式及び入学式において国旗掲揚、国歌斉唱を実施するよう指導しているところであり、ビラの内容につきましては、遺憾である。

・また、当該ビラに連絡先として、公立学校名及び住所が記載されているため、当該校と関係があるかのような誤解を招くものであり、不適切であめと認識している。

●吉田議員
 事実を確認した上で、処分を含め、明確な処置をするよう、強く要望する。そうでないと府教育委員会の体質が問われる。

●吉田議員
 槻の木高校では、国歌「君が代」の歌詞が式次第に印刷されていた。これはいい事例だ。これについて何校がそうしているのか、実態を調査すべきと考えるが如何か。

●小中学校課長
・現在、把握しているところであり、是非、このようなことを実行して頂きたいと考える。

(丸山)

法令違反をしている教職員への処分が試金石となるか(3月7日)

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■石川、熊本、愛媛、千葉、香川、富山、兵庫、鹿児島、群馬、栃木、岡山、大分、宮城、山形、高知、佐賀、埼玉、山口、長崎、宮崎、和歌山、岐阜、神奈川、大阪、福井、京都、茨城、東京、徳島、静岡、新潟、秋田、山梨、福岡、滋賀、長野

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