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【「民意」の嘘】誰が民意を軽視しているのか、日本の選択のために知るべきだ 櫻井よしこ×花田紀凱

【「民意」の嘘】誰が民意を軽視しているのか、日本の選択のために知るべきだ 櫻井よしこ×花田紀凱
産経新聞 H28.7.9

さくらいよしこせ
櫻井よしこさんと花田紀凱さん


新聞は自分たちこそ「民意」だと言いたいようだが…

「民意」は非常にうるさい。

「民意」は目障りである。

 新聞やテレビで報じられる「民意」に騙されてはならない。

 たとえば安保法制に関する新聞、テレビの報じ方、ハッキリ言って異常だった。

 スタートは一昨年、2014(平成26)年の5月15日に安保法制懇が報告書を出した翌日、朝日新聞は見開き二ページを使い〈近づく 戦争できる国 遠のく 憲法守る政治〉と大見出しを打った。

 東京新聞に至っては、1面で〈「戦地に国民」へ道〉である。そして社会面には「戦争は嫌だ」「絶対に平和を守らなければ」「戦前に戻るのか」などの「民意」が溢れ返っていた。

 2015年5月19日、国会の審議が始まると、朝日は「民意」をリードするために異常な報道を続けた。まさにキャンペーンというにふさわしい分量である。


 本文でも触れたがたとえば朝日新聞を例にとると、社説で37回。「天声人語」で25回も反対の論陣を張った。ちなみに毎日新聞は社説で48回、東京新聞は36回、反対の社説を掲載している。
9月19日の毎日新聞社説はこう書いている。

 〈日本の民主政治は一体どうなってしまうのか。国会周辺を中心に全国各地で反対デモを続ける人々だけでなく、多くの国民が疑問や怒り、そして不安を感じているだろう〉

 同じ日の東京新聞社説。

 〈私たちは、奴隷となることを拒否する。政権が、やむにやまれず発せられる街頭の叫びを受け止めようとしないのなら、選挙で“民意”を突き付けるしかあるまい〉

 〈実際に選挙に行き、“民意”が正しく反映されていれば、政権側が集団的自衛権の行使に道を開き、違憲と指摘される安保法制を強引に進めることはなかっただろう〉(共にカッコは筆者による)

 「街頭の叫び」とやらは「民意」なのか。新聞は自分たちの主張こそが「民意」だと言いたいのだろうが、本当だろうか。

 朝日新聞の読者投稿「声」欄には、この間、53本の投稿が掲載されている。内訳は反対42本、賛成11本。

 かつて朝日新聞の「声」欄は朝日の気に入る「民意」しか載らなかったが、例の「従軍慰安婦」問題の訂正、謝罪以来、さすがにまずいと思ったのだろう。アリバイ的に少しは反対の「民意」も掲載するようになった。

 呆れるのは、朝日新聞は「俳壇・歌壇」欄まで「民意」に利用したことである。

「俳壇・歌壇」選者による対談(「朝日新聞」2015年8月6日)では、〈安保法制がらみの作品が目立っている。自然を詠むことが多い俳句にも、である。何が起きているのか〉とリードにある。これほど「民意」を反映していると言いたいのだろう。

「目立っている」というが、何篇の応募作品があり、そのうち、この手の歌や句が、何篇あったかを明らかにしないのはフェアではなかろう。

 「何が起きているのか」とはヌケヌケと書くもので、毎日、山のような安保法制反対報道に接していれば、読者の「民意」は当然ながら朝日的にならざるを得まい。

 「俳壇」選者の金子兜太氏はこう語っている。

 「この夏が正念場だ、という思いが投句者にあるわけです。私は、新聞俳壇はジャーナリズムだと捉えていますので、意識して選んでいます」

 「歌壇」選者の佐佐木幸綱氏。

 「60年安保闘争に向かって、社会詠が大いに盛り上がった。今回、それ以来の盛り上がりのような気がします」

 で、選ばれたのがこんな句であり、歌なのである。

 〈憲法が散華してをる揚花火〉

 〈「戦争に巻き込まれることあり得ない」こと起きるのが戦争なんだ〉

つまりは自作自演なのである…

 ではテレビはどうか。

 小川榮太郎さん(評論家)が事務局長をつとめる「放送法遵守を求める視聴者の会」は2015年9月13日から20日までの8日間、TBSの平和安全法制関連番組を調べてみた。報道時間は13時間52分44秒である。

 ストレートな事実報道が7・3%。それ以外を「賛成」「反対」「どちらでもない」の三つに分けると「どちらでもない」が53%、「賛成」が7%、「反対」が40%だったという。「どちらでもない」を除くと、賛否のバランスはなんと賛成15%、反対85%である。時間に換算すると賛成報道は58分17秒、反対報道は5時間12分。これでTBSは胸を張って「公正、中立」と主張できるのだろうか。

 こうやって、また「民意」が形づくられるのである。

 小川さんたちの批判に対して朝日新聞は、〈TBS批判 まっとうな言論活動か〉と題した4月13日の社説で、まるで自らがやり玉に上げられたように、激しく批判した。

 〈この団体は、放送法を一方的に解釈して組織的に働きかけようとしている〉

 〈まっとうな言論活動とはいえない〉

 要は朝日とTBSのいう「民意」に沿わないのが気に喰わないのだろう。

 テレビではしばしば、国会を取り巻くデモの様子が報じられた。「SEALDs」はまさにヒーローという扱いで、奥田某という若者は一躍、時の人になった。

 「9条壊すな!」「戦争させない!」「安倍倒せ!」などと書かれたプラカードが画面いっぱいに拡がった。あのラップとやらを聞いているだけで気持ちが悪くなる。

しかし、せいぜい数十人の彼らの周りは60年安保世代、ほとんど老人ばっかりという風景はいっこうに画面に出て来ない。午前0時を過ぎると、潮が引くように引き揚げていくデモ隊の様子も、急に静かになった国会前の風景も報道されない。

 国会で「アベ政治を許さない」「強行採決反対!!」というプラカード(ビラ)を持ち出した民主党議員をたしなめるどころか、何度も何度も繰り返してその映像を流し続ける。

 テレビはもともと、感性のメディアだから視聴者は洗脳されやすい。こうしたテレビ報道によっても「民意」が形成されていくのである。

 新聞、テレビは「民意」なるものを自らつくり出し、「民意」「民意」と書きたて、自らに都合のいい「民意」をタレ流している。

 つまりは自作自演なのである。

 60年安保騒動の時、岸信介首相は国会議事堂を取り巻くデモを見てこう言ったという。

 「(デモの)参加者は限られている。野球場や映画館は満員で、銀座通りはいつもと変わりがない」

 本当の「民意」はそういうところに静かに息づいているのではないだろうか。

 騒がしい「民意」、目障りな「民意」に惑わされないために情報を発信し、ものの見方を提示する。それが雑誌の、いや本来のジャーナリズムの仕事であろう。

(「Hanada」編集長 花田紀凱)
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■憲法改正の早期実現を求める国会議員署名について

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■石川、熊本、愛媛、千葉、香川、富山、兵庫、鹿児島、群馬、栃木、岡山、大分、宮城、山形、高知、佐賀、埼玉、山口、長崎、宮崎、和歌山、岐阜、神奈川、大阪、福井、京都、茨城、東京、徳島、静岡、新潟、秋田、山梨、福岡、滋賀、長野

■【神奈川県】横浜市、川崎市、横須賀市、藤沢市、茅ケ崎市、逗子市、大和市、海老名市、座間市、秦野市、伊勢原市、小田原市、厚木市、愛川町、寒川町、箱根町【東京都】荒川区、小笠原村、日野市、中野区、府中市、町田市、調布市【千葉県】酒々井町【茨城県】常総市【京都府】綾部市【石川県】羽昨市、七尾市、内灘町【富山県】舟橋村、立山町、入善町、滑川市、富山市【大阪府】大阪市、和泉市【奈良県】田原本町【愛媛県】松山市、今治市、四国中央市【福岡県】福岡市、北九州市、川崎町、遠賀町、大川市、篠栗町、芦屋町、行橋市、春日市、糸島市、大木町、柳川市、【佐賀県】鳥栖市、佐賀市【長崎県】佐世保市、大村市、対馬市【熊本県】合志市、多良木町、菊陽町で可決


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コメント

日本民族を愚民扱い。

でも国民投票を否定したでしょ、桜井さんは。
結局マスゴミと同じ「愚民は黙ってろ!」が本音でしょ。
もう信用しないよ。
右のマスゴミ。同じ穴のむじな。

日ころ参議院議員選挙作戦について

日ころの今回の参議院議員選挙における作戦について、あたし(自民党支持者)が平成28年7月9日(土)時点で思うこと
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1. 「日ころコア支持者たち」および「年輩者たち」のための広告塔として西村眞悟氏(全国選挙区)を全面に押しまくることと同程度に、

2. 「他党支持層や無党派層の関心を得る可能性」および「投票率が上がれば、当選する可能性」がある「鈴木まりこ」先輩(東京都選挙区)、「中山なりあき」先生(全国選挙区)、「ボギーてどこん」氏(全国選挙区)、「矢作直樹」氏(全国選挙区)も全面に押しまくるべきではなかったでしょうか?

日刊ゲンダイ&公明党

日刊ゲンダイ&公明党
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日刊ゲンダイは、韓国式既成事実化ステマ報道「きむちマスコミ全社が参議院議員選挙報道を余りしなかったことによって投票率を激下げることができたかも知れないので、公明党は参議院議員選挙において、完全勝利ニダ!」しまくって、嬉しそうですね。


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